3月20日
戦前からの知り合いであるマリアムさんのお宅を訪ねる。通りに入るとマリアムさんは戦前のように再びジュースを売っていた。
マリアムさんは遠くから僕を認識してくれて笑顔を見せてくれた。再会を喜びあいながら家の前ではなしていると通訳がそわそわしている。
何かと思ったら、ここは危険なので家の中に入れてもらおう。と言う。イラクで通訳をしている人たちは前政権で比較的よいポジションにいた
人達が多い。それ故スラム街に行ったりするのをとても嫌がる。中には「この辺りはアリババがたくさんいて危険だから入ってはいけない」。
という通訳も多い。本当はそんなに危険ではないんだけど・・・。残念なことにマリアムさんの旦那さんはバスラにある刑務所に拘束された
ままだった。一度面会に行った時、旦那さんのあまりのやつれた様子にマリアムさんは言葉を失ったそうだ。マリアムさんの旦那さんの罪は
あまり重くなく、12月に釈放される予定だったが、結局延びてしまったそうだ。うそか本当か同じレベルの人たちの誰から釈放するか抽選で
決めていると言っていた。マリアムさんのような下層階級の人たちは弁護士にお願いすることもできなく、なかなか釈放への道のりが遠い。
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