4月14日
百聞は一見にしかず。と言う。混迷するイラク情勢、日本にいてニュースを見ているだけでは現地の状況は理解できない。
非戦闘地域に自衛隊を派遣する。と言った総理大臣。よく「私の認識では〜」といい加減な答弁をなさるが、一国の代表としてイラクで何が起こっているのかその目で見てきて欲しい。総理大臣というお方はお忙しいとは存じるが、今後の日本の未来を大きく左右するイラク情勢。一見の価値はあると思う。サマワでは自衛隊は歓迎されている。という前に実際にサマワの人たちの声を聞いてくださいな。バグダッドはもっと大変ですよ。先遣隊がイラク入りした後、イラク人の日本人に対する態度が一変したことは日本にいてはわからない。非戦闘地域ですから安全は確保されていますから、ゆっくりと現状を視察してきていただきたい。その上で今後の政策を考えていただきたいものだ。
イラクで撮ってきたビデオを編集するために島根に向かっている。このところ人質問題で電話が夜中になることが多く、日記を書く暇もない。ようやく機内での時間を使って書き始める。イラク国内で拘束された外国人は17カ国50人以上にのぼる。この数字が何を意味するのか?ほんの一時、フセイン政権からの解放を喜んだイラクの人々が英米(日本)の占領からの解放を願っていることに他ならない。現時点で諸外国の軍隊がすべてイラクから撤退をすれば、ほぼ間違いなく内戦状態になってしまうだろう。
だからどうする?と言う前に、ごり押しで戦争を仕掛け、イラクをこんな状態にしてしまった諸外国が反省すべきだろう。しかも戦後統治を国連に任せずに戦闘に参加した国でやる!などの横暴を認めてしまった国際社会に問題がある。日本はどうだろう?70%以上の人がイラク戦争に反対であったにもかかわらず、国としてはイラク戦争を支持してしまった。そのツケは必ず国民に回ってくる。首相は国益を考えてのこととおっしゃるだろうが、日本人のとしていわゆる損!をする機会が今後多くなってくるのは明白だ。
今回の人質事件は言うに及ばず僕たちの日常生活にも大きな影が差し始めている。テロ警戒ということで、ディズニーランドに行っても鞄をあけられ、渋谷や新宿ではそこら辺に大量の警察官が目を光らせている。今日乗った電車では「テロ警戒のためゴミ箱は撤去しました」との車内アナウンスが流れた。人が人を信用することができない社会ができ始めている。これが僕たちが望んだ平和な日本だろうか?
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